青森県八戸市の総合建設業 株式会社石上建設

株式会社 石上建設

☘ 小向 ☘

私は胎内記憶についてあまり知識がないまま参加しました。今まで自分も周りの人からも記憶があるなど聞いたことはなかったため、最初は記憶がある子がいることに驚いたし、不思議だとも感じました。母親のお腹の中にいた時の記憶だけではなく、お腹に入る前の記憶、産まれてきた瞬間の記憶もある子もいるそうで、ただただ凄いなと思っていました。

“子は親を選べない”と聞いたこともありますが、それは事実ではないのだと感じました。それは、子は親を自ら選んできているそうで、家庭事情が悪くても「自分が幸せにする、助けてあげる」といった強い思いを持って選ぶそうです。母親だけではなく「人の役に立ちたい」と更に大きい夢を持っている子もいるそうです。お腹に入る前からそのような強い思いを持っている魂は、今の自分よりすごく強いと感じたし、同時に情けなくなりました。もし、自分が本当にそう思ってお腹の中に入り産まれてきたのだとしたら、助けているのだろうか、役に立っているのだろうかと考える事が多く出てきました。

私の周りでも子供を産んでいる子がいて、産まれる前から幸せそうな顔をしていました。産まれてからは、どの赤ちゃんを見ても幸せそう(楽しそう)だし、それ以上に産んだ母親や周りの家族も笑顔で幸せだと、見ている私にも伝わってきます。私は経験がないのですが、楽しみの裏には不安や寂しさなどの気持ちも多くあると思います。でもその気持ちでさえ子供には分かるようで、その時から通じるものはあるし、伝わるのだと思いました。だからこそ、産まれる前も産まれた後も子供に話しかける行為はとても大切だと感じました。子供が話し始めてからは、子供の意見に耳を傾ける必要があります。親が子供の意見を聞かずに何でも決めたりするのはよくないのです。その点、私は親からはああしろ、こうしろと言われず、自分のことは自分で決めなさいと自分の意見を通してもらってきたと振り返ることができ、感謝しました。

上映と講演会の最後には参加者からの質問時間もありました。その話を聞いていると、悲しい過去があった方もいました。それでもその子は幸せだと先生はおっしゃっていました。自分がかわいそうと思ってもその子にとっては幸せだそうで、それは障害がある子も自らその道を選んできて、幸せに暮らしています。それに比べ、障害のない私はすごく幸せだと、この当たり前が幸せだと感じました。今までの自分を振り返ることもでき、今後の人生に役に立つ話も多くあったので、参加することができ良かったです。

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